施工事例

八幡平市松尾 A邸

「退職後は移住して、夫婦で好きな山歩きやスキーを存分に楽しむ。」

そんな想いを抱いていたA様ご夫妻の最初の移住候補地は北海道でした。

開発が進み、外国人もたくさん訪れ、地価もどんどん上がっていく北海道に、どこか違和感を覚え始めた矢先の新型コロナ騒動。

移住先を変えようと訪れた岩手は、スキーで頻繁に訪れていた場所。雪質も問題なく、北海道のような気忙しさもなく、第2の人生の場所にふさわしいと考え始め、また希望に合った土地をご紹介出来た事もあり、出会いが重なり弊社に住宅建築を託していただきました。

「触っても温いと感じる程度の温水で、こんなに家中が暖まるのが不思議です。川崎の家よりもずっと暖かくて。せっかく薪を用意したのに、これならしばらくは焚かなくてよさそうです。足元が暖かい、どこにいても寒い場所がない。これは本当に幸せです。」

と、A様の奥様。

お引渡しした10月下旬は、この界隈では暖房は必須。

パネルヒーターを前日につけて室温は22,8℃、床と天井の温度差はわずか0.4℃。

この柔らかな暖かさがもたらす快適な環境で、旦那様は好きな音楽を楽しみ、奥様は働いている時にはじっくり取り組めなかった料理を楽しまれています。

来春は畑をつくり、家庭菜園を楽しまれる予定のA様。

個室は1つですが、来客用に5畳分のロフトを確保。衣類収納、外遊び道具の収納を豊富にし、また、見せる棚、普段使う食器の収納などを設け、すっきりとした生活を意識されました。

広い土間では薪ストーブを焚きながら、来るべきスキーシーズンに向けてワックス掛けが出来ます。

眼前の岩手山を毎日望みながら、目と肌で季節の移り変わりを楽しまれる、そんなお二人にとって理想の生活の舞台となりました。